Lot No. TT15907-125 / Early 1950s Style Acetate Souvenir Jacket “EAGLE & DRAGON” × “JAPAN MAP” (AGING MODEL)

TEXT: テーラー東洋 企画総括・スカジャン研究家 松山達朗 (TATSURO MATSUYAMA)


富士山を挟んで鷲と龍が睨み合う、1950年代初期の壮大なスケールの作品。ブルー×シルバーのボディにリブの赤いラインやパイピングの赤がアクセントとなり、トリコロールを意識した配色に仕上がっている。絵柄の上部にJAPANの文字が無いためジャケットの背中を広く使い、鷲と龍という2つのモチーフでもデフォルメせず緻密に刺繍されているのが特徴。また、富士山にはビビッドな発色の色糸を使っており、エイジング加工によって光沢感が落ち着いたマットなブルーのサテン生地に対してさらに鮮やかなブルーのコントラストが際立つ。

リバーシブル面はジャパンマップ柄。ボディに無地の余白が少なく、背中の大部分が刺繍で埋め尽くされた豪華な仕様が特徴。日本地図に加え、富士山や五重塔、桜と松、鳥居など日本の美しい風景が凝縮され、ランドスケープ柄としての魅力も兼ね備えている。ブロック体のJAPANの文字もヴィンテージでは珍しい。